dual undulate house/中山の家 2
新潟市内郊外に計画された平屋の住宅。
求められたことは 1.中庭形式とすること 2.床にアンジュレーション(起伏)を設けること。
私達は1個の大きな中庭の持つ求心性を嫌い、それを3個の庭に分解し敷地に散在させた。
それらを手掛かりに求められた各室を周辺環境との関係を調整しながら配置している。
各室や各領域間の敷居部には必ず段差を設け、更に方向転換が必要となるようにすることで、移動その事自体を意識化するように計画されている。
屋根形状は周辺建物の窓の高さと内部空間の性格を手掛かりとしながら決定されている。
天井の最も低い箇所と床の最も高い箇所を一致させ、その点より奥に寝室等プライバシーの高い空間を配置する等、床の起伏と屋根の起伏という2枚の起伏面により空間の性格や
インテリアが決定されている。
[dual undulate house]とは2枚の起伏面の間に生まれた「ヒトが住み込んでいくためのきっかけ(よりどころ)で溢れた家の新たなカタチである。
- 計画
- 2010.11
- 種別
- 新築
- 用途
- 住宅
- 規模
- 194.7㎡
- 構造
- RC造
- 所在
- 新潟市東区
- 協力
- 佐藤 匠