Happy New Year! 2020
昨年もまた、沢山の素晴らしい出会いと機会に恵まれ、色々な建築に携わる事が出来ました。
スタッフ一同、皆様に心より感謝申し上げます。
新年も変わらぬお引き立てのほど、お願い申し上げます。
2019年に携わらせて頂きました沢山のプロジェクトを振り返り、
その創作に注いだ情熱をさらに加熱し、新年2020!!
強く高くそして遠くを目指し、スタッフ一同全力で走っていきたいと思います。
[ Project Archives 2019 ]
hara house /中之島の家(担当:嶋田貴之)
昨年2月に、長岡市(旧中之島町)に竣工しました「hara house /中之島の家」。
ご夫婦2人の色々な思いや言葉に惹かれ、とことん対話し実現した、小さく弱い材料で作られたおおらかで強い家。
農村集落のこれからの風景までをも設計の射程とした「小さな家」と「集落のマネージメント」の提案です。
住宅の役割を再編集したこのプロジェクトは見る方に色々な受け取られ方をして、世界各地のメディアから色々な視点で発信されています。
salon de rencontre(担当:嶋田貴之)
新潟県知事公舎裏のマンション1Fに、心静かに集い、そして美味しいお酒と食事が楽しめるサロンを計画。
昨年7月にめでたく無事開店しました。
路地を抜け扉を開けるとそこには、新潟にいることをカラッと忘れさせてくれる空間と庭が広がります。
使い方も色々に、すでに沢山の社交の企画が催されています。是非何かの機会にご利用くださいませ。
会員制ですので、ご興味のある方は当社までご連絡ください。
toga house /傘の家(担当:平野勇気)
昨年7月に新潟市西区に竣工。敷地は新潟砂丘の頂き。
そこにまずは穴を掘り、 その中にこの土地で育った杉の丸太を建て、
それを頼りに屋根を架け、階段を架け、 そのまわりに人間の拠り所を設えていく。
「toga house /傘の家」は そんな原初的なイメージを手掛かりに作られました。
敷地周辺の野生や近隣の公共性を受け入れ、これからどんな営みや風景がここから生まれてくるのか、今後が本当に楽しみな建築です。
kiname salon(担当:今井悠貴)
築40年を越すクリーニング工場を美容室へと変身させるフルリノベーションプロジェクト。
kiname salon改め「キリトル kinameri toru hair design」。
昨年11月に竣工し、新潟市秋葉区新津めでたくグランドオープン!
建物外観はほとんどそのままに、新しいボリュームを挿入するだけで全く新しい空間と体験を、そして街並みをデザインしました。
是非お立ち寄り頂き、特別なヘアスタイルを!
〜キリトル~kinameri toru hair design~:https://www.kiritoru.net/home/
nita house /長岡花園の家(担当:嶋田貴之 平野勇気)
昨年11月に長岡市に竣工しましたコートハウス「nita house /長岡花園の家」。
ほぼほぼ平屋、1部3階建てという少し変わった建ち方により、低く平べったい空間、細く高い空間、とっても大きな空間、
小さな空間を一戸の住宅に詰め込むことで、住まい手が日常の移動の中で、
多様な身体的体験や大地と空が繋がる感覚的体験ができる環境作りを目指しました。
ina house /内野のリノベーション(担当:間遼一)
築30年、鉄筋コンクリート造住宅のリノベーションプロジェクト。
内装のリノベーションでありながら、屋外との繋がりや開放感を拡張させることを試みています。
昨年末に仮引渡しをし2020初頭には残工事を無事完了し良い形で竣工を予定しています。
shiba house /関屋の家(担当:間遼一)
新潟市関屋松波町にて工事が進んでおります「shiba house/関屋の家」。
めでたく新年早々に上棟を迎え、今秋竣工を予定しております。
この土地の家の建ち方に習いながらも同時に、この土地の現在の風景に対し批評性をもち、
守りながらも開放的な、個別の家であることを超えた、街並みとしての家作りを提案しています。
今後も施工風景をレポートしていきますのでぜひ楽しみに。
YNS /新潟のこども園(担当:平野勇気)
2018年より沢山のワークショップを開催し、保育士の皆さん自らも設計し、
粘土で模型を作って、いよいよ形になってきた新潟市西区のこども園。
建築そのものよりも、その作り方や育て方をとことんデザイン。
建築することの意味を改めて考えさせられたプロジェクトです。
わざわざ行きたくなる、とても行きにくい丘の上のこども園がもう少しで西区に誕生します。
着工が、竣工が、そしてその後の運用が楽しみでなりません。
komi house /胎内の家(担当:間遼一)
新潟県胎内市で計画が進む「komi house/胎内の家」。
100坪の大きな土地に建つ25坪程の小さな家。
その小さな家を拠点に敷地全体をフルに使い倒すために、新しい敷地の囲い込み方を提案しています。
今春着工、秋には竣工を予定しています。工事レポートをぜひ楽しみに。
haconiwa(担当:嶋田貴之)
柏崎にて進行中のリノベーションプロジェクト。
260坪の旧サッシ工場を9店舗が軒を連ねる複合商業施設へとフルリノベーション。
現在、本体の設計は完了し各店舗の設計を進めております。
強い目的と故郷への強い思いが集結し、秋にはグランドオープン予定。
そこは商業の場所であることを超えて、大きな公園のように目的もなくゆっくりとした休息と、
美味しい楽しい経験が得られる「みんなの拠り所」となることを目指しています。
是非、今秋の公園開きを楽しみに!
san house /学校町の家(担当:平野勇気)
築100年に近い古民家のフルリノベーションプロジェクト。
古さと新しさや、屋外と屋内といったもののコントラストをできる限り弱くし、
むしろ混ざり合わせていくような環境を目指し計画を進めています。
今春着工、今夏には竣工を予定しています。
100年前の大工や職人さん方々の思考に耳を傾け習いながら、現代の私たちの思考をそこに重ね「次の100年を」作ります。
oya house (担当:平野勇気)
新潟市にて始まりました「oya house」。
人間としての機能性や利便性というよりも、それを超えて、生き物としての快適性や快楽性というものを、
改めて建築することの意味とともに考えながら、試行を重ねています。今秋着工、来夏竣工を予定しております。
GDR/燕の休憩所(担当:間遼一)
2019年末より始動しました、とある企業の休憩所新築プロジェクト。
まずは社員さん方々との打ち合わせを重ね、
必要な事柄や思いをとことんヒアリングすることで、要望の精度をゆっくりゆっくりと高めていきます。
その過程を経て、新年早々には模型での提案を予定。
休憩所という小さな建築やそれの運用されている風景からも、その企業のビジョンがしっかりと感じ取れるようなものにしていきます。
そして2019年の締めは事務所にてケータリング忘年会。
沢山の隣人や学生達も集合し、とにかく美味しく楽しく飲み明かしました。
2020年にはまた、どんな出会いとチャンスがあるのか楽しみでなりません!
志し高く、都市に建築に提案をしていきます。
引き続きの、ご注目をどうかよろしくお願い申し上げます。
また、
皆様にとりまして今年も素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
2020.1
東海林健建築設計事務所
代表取締役 東海林健